介護施設の給食の形態は大きく分けて2種類

介護施設の給食の形態は大きく分けて2種類

介護施設の給食はおおまかに分けて、自前運営と委託給食の二種類の形態に分かれます。自前運営は比較的利用者が少ない介護施設で職員が食材を買い付け調理することで、できたてのあたたかい食事を提供したり、利用者の誕生日には好きなメニューを提供できるなど、利用者にとってとても満足度の高い形態です。委託給食は調理にスタッフを割いていられない利用者の多い施設が、人件費や労務コストを削減するために調理や宅配を外部に委託する食事で、プロの栄養士がきちんとバランスを考えたメニューを宅配してもらえます。デイサービスはもちろん老人ホームのような三食とも給食になる入所施設では、入居者ひとりひとりの健康状態と身体能力に合わせてきざみ食やソフト食やミキサー食、嚥下食や流動食のメニューにすることもできメリットの多い方法です。一般に少人数勢のデイサービスでは自前運営、大人数の施設もしくは栄養指導もケアのひとつとなるデイケアや入所施設では委託給食にしています。

介護施設で提供する食事を外部委託することで得られる良さと特徴

介護施設では昨今、人材不足が顕著となっています。高齢者10名につき3名の職員が配属されるのが本来のスタイルですが、現状は10名を1人のスタッフで担当をされる場合もあります。介護支援が必要だとより一層スタッフの確保を円滑に進めないといけません。なるべくほかのお仕事を組み込まないためにも、昨今では給食を外部委託する施設も増加をしました。1日3食を委託サービスに任せることで得られる良さは、配膳・調理の必要をなくせるということです。昔は各ホームで調理をする方がいましたが、別途雇用をしないといけませんでした。その点外部で任せることで、その会社から人を派遣されるわけです。介護食は一般的なお料理とは違って、栄養価だけでなく形状にも気を付けないといけません。専門会社の場合はメニューをあらかじめテンプレート化されており、大半の方の状態にあわせたおかずなどを用意して提供をされるという点も特徴となっているものです。